DeNA、GREE、サイバーエージェントの年収比較
ネット業界で言えば、テレビCMで見ない日は無いほど好調な、DeNA、GREE、サイバーエージェントの3社でしょう。
注目を浴びる各社の社員が一体、どれくらいの給料をもらっているのか調べてみました!
年収比較
各社の有価証券報告書や採用情報から平均年収などを調査した結果が下記になります。
企業名 | 従業員数 | 平均年齢 | 初任給 | 平均年収 |
---|---|---|---|---|
グリー | 1,356名 | 31.5歳 | 420万円〜 (〜1,500万円) |
751万円 |
ディー・エヌ・エー | 710名 | 31.8歳 | 500万円 | 728万円 |
サイバーエージェント | 1,077名 | 29.9歳 | 408万円〜 | 697万円 |
グリーの平均年収
一番平均年収が高いのはグリーでした。
31.5歳で751万円という金額もさることながら、初任給で年収1,500万円出すとは!
このニュースは一時期メディアでも話題になりましたね。実際には大多数の新入社員が下限からの
スタートだとは思いますが、初任給1,500万円の採用が本当にあったのか気になるところです。
また中途採用もアグレッシブで、下のグラフの通り近年社員数が急激に増加。
何と、たったの二年で社員数が10倍近くになっています!これは驚異的ですね。
DeNAの平均年収
続いてモバゲーのDeNAが728万円。初任給は500万円と非常に高待遇です!
DeNAは高学歴採用ですね。新卒では東大、中途採用は外資系コンサル出身者が多いと聞きます。
実際に調べてみたところ、2013年4月新卒入社者の127名中、東大卒(院卒含む)が35名と3割弱を占めます(就職四季報より)。東大卒と慶應卒の合計が66名。この2大学で入社合計人数の半数以上を占めるとはスゴいですね。
大学名 | 採用数合計 | 学部卒 | 院卒 |
---|---|---|---|
東京大学 | 35名 | 12名 | 23名 |
慶應義塾大学 | 31名 | 16名 | 15名 |
また、東洋経済の記事によると、確か2011年東大卒の就職先ランキングでは楽天が36名で3位だったので、DeNAは三菱商事等と並んで東大生が最も多く就職する企業となりそうです。
サイバーエージェントの平均年収
年末はアメーバスマホのCMをたくさん目にしましたが、従来の広告代理店事業からメディア事業への変革が成功している模様。特にスマホへの注力っぷりがハンパないですね。
平均年齢は3社の中で一番若い29.9歳で、平均年収は697万円。
ただ、2009年のデータでは575万円でしたので、ここ数年で平均年収が100万円以上もUPしています。
要因として、メディア事業の成功による利益体質の改善が寄与しているのでは無いでしょうか。
下記の通り、実際に2009年度と2012年度比較して利益が4倍近くになっています。
サイバーエージェントの連結営業利益(IR資料より)
また、上記の二社に負けず劣らず中途採用(エンジニア職)を積極的に行っている様です。
サイバーエージェントのキャリア、新卒社員比率(企業HPより拝借)
さて、ここまで各社の平均年収をみてきましたが、3社とも実力主義の会社ですから、大手企業のようにほぼ横並びで然るべき年齢が来れば昇給、とう訳では無いと思います。
特にこの3社は20代でも事業部長や子会社の社長に抜擢する風土がある企業なので、平均年収はあくまで参考程度といったところでしょうか。
※ちなみに楽天の平均年収は有価証券報告書によると681万円(平均年齢31.8歳)とのことです。